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文献概要
特集 「薬害問題」から学ぶこと
薬害被害者救済対策
著者: 榊原毅1
所属機関: 1厚生省薬務局医薬品副作用被害対策室
ページ範囲:P.1146 - P.1150
文献購入ページに移動医薬品の副作用による健康被害の救済に関する制度の整備
医薬品の副作用による被害が大きな社会問題となってきたのは,昭和40年代のスモン事件,サリドマイド事件などを通じて,その悲惨さが訴えられてからである.
スモン事件,サリドマイド事件の被害者は,国および製薬企業に対する訴訟の提起という形で被害の回復を図ろうとしたが,因果関係や責任の立証の困難性から,その救済がなされるまで長い期間を要した.
医薬品の副作用による被害が大きな社会問題となってきたのは,昭和40年代のスモン事件,サリドマイド事件などを通じて,その悲惨さが訴えられてからである.
スモン事件,サリドマイド事件の被害者は,国および製薬企業に対する訴訟の提起という形で被害の回復を図ろうとしたが,因果関係や責任の立証の困難性から,その救済がなされるまで長い期間を要した.
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