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ケース・レポート
WindowsTMに基づく処方オーダリング・プログラム(Mei-Reps)の使用経験
著者: 後藤義朗1 宮崎悦1 西堀佳樹1 松山友彦1 青木茂2 白川春美2 小澤寿樹3 金谷邦人3
所属機関: 1社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院内科 2社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院外科 3社会福祉法人北海道社会事業協会洞爺病院整形外科
ページ範囲:P.257 - P.259
文献購入ページに移動オーダリング・システム(「オーダ」と略)は,別名でオーダー・エントリー・システムと呼ばれるが,医師による入力を基本とし,病院内情報ネットワークを利用して,処置,薬剤処方,検査指示等を端末機より入力して大型コンピュータ(ホスト)とを結びつけるシステムである1).導入目的としては,レセプト請求業務を迅速化して病院運営の効率化を図り,また医療情報を共有するシステムを構築し,院内業務を円滑化することで,将来的には電子カルテ化につながるものである.
「オーダ」導入は,機器の進歩,低価格化により容易となってきたが,個々の病院のニーズに的確に応えるソフトがないことが問題であり,独自のソフトで院内システムを構築するには,時間と費用の負担が大き過ぎるため,現状で「オーダ」が導入できるのは,大学病院や総合病院に限られていた.
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