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文献詳細

雑誌文献

病院55巻7号

1996年07月発行

文献概要

特集 医療機能評価で病院はどうなる 第三者医療機能評価を経験して

院長の立場から

著者: 日野頌三1

所属機関: 1医療法人頒徳会日野病院

ページ範囲:P.643 - P.645

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 昨年5月に,いまの「第三者評価機構」に先駆けて病院の機能評価を行っていた「病院医療の質に関する研究会」,通称「質研」のサーベイを受けた.動機は「やじ馬根性」である.まわりからは,「(あんたんとこ程度の施設で)ようあんなもの受けますな」といわれたが,成績(?)は思ったほどひどくはなかった.その最大の理由は,蛮勇(筆者は“健気さ”と思ってるが)をサーベイヤーの方々が好意的に受け止めてくださったことにあろう.
 そのうえに,高齢者の慢性疾患(障害)に特化しようとしている中小病院に欠けている「機能」のいくつかは,一般病院の機能評価判定項目として採用されていなかったため,いってみれば「チェック漏れ」も起こった.この現象は一つの基準であらゆる病院の機能を比較したいという「機能評価の理想」を追求する限りの宿命である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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