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病院経営の新しい指標
文献概要
病院経営が“冬の時代”,“氷河期”といわれて久しいが,最近の現状をみると,病院数は減少し続け,倒産が増加している.医療施設調査1)によれば,1992年に病院数1万を割って以来,減少の一途を辿っており,この傾向は100床以上の病院にもみられ,広範囲の病床規模に及んでいるのが特徴である.
平均在院日数は減少傾向を保ち1,2),病院機能の急性期化が緩やかに進行している様子がうかがわれる.これは医療保険上の誘導効果による影響と思われるが,病床数の減少,在宅医療の進展,老人保健施設の併設や増加,医療機関および福祉施設との連携などの進展がその背景にある.
平均在院日数は減少傾向を保ち1,2),病院機能の急性期化が緩やかに進行している様子がうかがわれる.これは医療保険上の誘導効果による影響と思われるが,病床数の減少,在宅医療の進展,老人保健施設の併設や増加,医療機関および福祉施設との連携などの進展がその背景にある.
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