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文献概要
訪問看護ステーション 実践レポート—北から南から
川崎幸病院の在宅医療を基盤に2年目から黒字に—さいわい訪問看護ステーション
著者: 清崎由美子1
所属機関: 1医療法人財団石心会さいわい訪問看護ステーション
ページ範囲:P.692 - P.695
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川崎市は,人口117万人の政令指定都市で,現在の高齢化率は10%である.その中でも,幸区は人口13万8千人,高齢化率12.3%と川崎市7区中2番目に老人の多い区である.このような地域の中核的な病院として,川崎幸病院(以下,幸病院と略)がある.救急医療を行う一方,往診・訪問看護・介護相談など在宅医療においても中心的な役割を担ってきた.
この幸病院における十数年に及ぶ地域活動をベースに,1993年8月「さいわい訪問看護ステーション」が開設された.設立の動機は幸病院だけでなく,広く他の医療機関の患者にも訪問看護や在宅ケアを提供する必要性が生じてきたことである.また,幸病院の課題である「病診連携」が,ステーションというワンクッションがあることでスムーズになるという目的からである.
川崎市は,人口117万人の政令指定都市で,現在の高齢化率は10%である.その中でも,幸区は人口13万8千人,高齢化率12.3%と川崎市7区中2番目に老人の多い区である.このような地域の中核的な病院として,川崎幸病院(以下,幸病院と略)がある.救急医療を行う一方,往診・訪問看護・介護相談など在宅医療においても中心的な役割を担ってきた.
この幸病院における十数年に及ぶ地域活動をベースに,1993年8月「さいわい訪問看護ステーション」が開設された.設立の動機は幸病院だけでなく,広く他の医療機関の患者にも訪問看護や在宅ケアを提供する必要性が生じてきたことである.また,幸病院の課題である「病診連携」が,ステーションというワンクッションがあることでスムーズになるという目的からである.
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