文献詳細
文献概要
癒しの環境
歩きたくなる廊下
著者: 横山睦子1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院看護部
ページ範囲:P.794 - P.795
文献購入ページに移動病院内には,いたる所に廊下がある.廊下は,「移動のための通路」,「外来・検査の待合い場所」,「部屋と部屋の仕切り」としての役割を持っている.廊下を利用する人は,患者,家族,医療者,業者など様々で,年齢も異なる.また,歩いている人,松葉杖の人,車いすの人,ストレッチャーの人が行きかい,元気な人もいれば,不安や痛みを持っている人もいる.廊下は,人と人との出会いの場でもある.
入院している患者にとって,廊下は,医療環境,治療環境である.また,さらには,病室という限られた空間の中から抜け出した大切な生活環境,生理的環境にもなりうる.
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