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文献詳細

雑誌文献

病院56巻10号

1997年10月発行

主張

病院と医師の関係についての評価

ページ範囲:P.889 - P.889

文献概要

 医療評価において,病院と医師との関係のあり方は,重要な視点のひとつである.かつての米国の病院標準化運動においても,病院が適切な医師団を有しているかどうかが,まず問われたのであった.そもそも医療は医師によって行われるか,あるいは医師の指示によって成り立つのであるから,このことは当然といえる.
 わが国でも病院機能評価事業が開始されているが,病院と医師との関係を直接問いかける評価項目は見当たらない.医師も含めた職員が確保されていること,教育・研修の体制が整備され適切に実施されていること,職員のモラールが高いことなど,病院と医師との関係に関連する事項は,病院機能評価の運用に供せられている評価項目に含まれているが,いずれも間接的なもので不十分である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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