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病院と医師の関係についての評価
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ページ範囲:P.889 - P.889
文献購入ページに移動 医療評価において,病院と医師との関係のあり方は,重要な視点のひとつである.かつての米国の病院標準化運動においても,病院が適切な医師団を有しているかどうかが,まず問われたのであった.そもそも医療は医師によって行われるか,あるいは医師の指示によって成り立つのであるから,このことは当然といえる.
わが国でも病院機能評価事業が開始されているが,病院と医師との関係を直接問いかける評価項目は見当たらない.医師も含めた職員が確保されていること,教育・研修の体制が整備され適切に実施されていること,職員のモラールが高いことなど,病院と医師との関係に関連する事項は,病院機能評価の運用に供せられている評価項目に含まれているが,いずれも間接的なもので不十分である.
わが国でも病院機能評価事業が開始されているが,病院と医師との関係を直接問いかける評価項目は見当たらない.医師も含めた職員が確保されていること,教育・研修の体制が整備され適切に実施されていること,職員のモラールが高いことなど,病院と医師との関係に関連する事項は,病院機能評価の運用に供せられている評価項目に含まれているが,いずれも間接的なもので不十分である.
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