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病院管理フォーラム 経営管理・4
新たな日常性の構築「かわらなきゃ」—職種別損益計算の試み(4)
著者: 塩谷泰一1
所属機関: 1総合病院坂出市立病院
ページ範囲:P.932 - P.933
文献購入ページに移動 前号では医業収益を技術料,材料料および施設提供料の三つに分類し,それぞれの収益を各職種へ配分する方法に関して述べた.今回は,これらの収益を生み出すために投入された費用の配賦に関して解説する.
当院のここ数年の医業収支決算書をながめてみると,医業費用のうち,対医業収益で人件費は55%前後,材料費は30%前後と実に医業費用全体の約85%を占めており,これら二つの費用のマネジメントが,病院経営上肝要であることが理解できる.この事実を全職員に認識させ,費用に見合う収益を得る合目的な行動を取らせるためのシステムを作ることは,院長としての重要な責務である.
当院のここ数年の医業収支決算書をながめてみると,医業費用のうち,対医業収益で人件費は55%前後,材料費は30%前後と実に医業費用全体の約85%を占めており,これら二つの費用のマネジメントが,病院経営上肝要であることが理解できる.この事実を全職員に認識させ,費用に見合う収益を得る合目的な行動を取らせるためのシステムを作ることは,院長としての重要な責務である.
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