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特集 病院におけるマルチメディア
医療情報システムとマルチメディア—仮想空間の医療への利用
著者: 小山博史1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院脳神経外科,がん診療支援システム総括斑
ページ範囲:P.244 - P.247
文献購入ページに移動加速化された診療情報のデジタル化は医療連携のあり方を既成の医局中心縦型病院間連携の形態から互いの目的に応じた水平型病院間連携の形態に変えつつある(テレメディスン).また,医療社会のデジタル化は,患者間の医療情報伝達取得手段として今まで主流であった「聞き込み・噂型」から欧米のように時空間的な制約の少ない「電子メールフォーラム型」に広がりつつある.さらに,信頼のおける医師情報や治療情報など,患者に不可欠な情報が海外からも簡単に入手できる時代になりつつある.より正確な医療情報をもとに患者自身が自らの決断を行うことを支援できるようになりつつある(インフォメーション・テラピー).
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