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病院管理フォーラム
[薬剤師の新たな業務]米国における臨床薬学—薬剤使用評価(DUE)を中心に
著者: 町田充1 厚田幸一郎1 島田慈彦1
所属機関: 1北里大学病院薬剤部
ページ範囲:P.257 - P.259
文献購入ページに移動しかし,これまで薬剤師による適正使用の推進は個々の薬剤師の持つ知識と実践力にたよるものが多く,病院薬剤師としてあるいは病院として取り組まれることはほとんどなかつた.米国では1980年代からクリニカルファーマシー(以下CP)が実践に移され,薬剤部として多くの適正使用を推進するためのプログラムが実行されてきた.例えば,ファマコキネティックスサービス部門の設置,薬事委員会活動,院内医薬品集の作成などである.薬剤使用評価(DUE:drug use evaluation)もこうしたプログラムの一つであり,米国の病院では規模によらず90%以上が実施しているものである.
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