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雑誌目次

雑誌文献

病院56巻4号

1997年04月発行

雑誌目次

特集 ナーシング・マネジメント

医療の変革期における看護管理を考える

著者: 新道幸惠

ページ範囲:P.306 - P.310

 医療は国際的にも国内でみても,大きな変革期にあります.このようなときに,従来の看護管理を問い直し,新しい芽を育てることが重要だと思います.ここでは私が日ごろ考えていることを若干お話しして,後日,改めて論を展開したいと思います.

看護管理者に求められるマネジメント発想

著者: 川渕孝一

ページ範囲:P.349 - P.352

 最近,筆者のような「無資格者」が看護管理者の前で講演する機会が増えている.テーマは何かというと,看護マネジメントである.そして質疑応答の時間になると,次のような質問がとんでくる.
 「高齢化社会と少子社会を迎えて21世紀の自分たちの老後にはどんな社会が予測されるか.」

看護管理のあり方とその実践

固定チームナーシングの支援組織としてのマネジメント

著者: 塩澤洋子

ページ範囲:P.311 - P.314

看護業務基準とマネジメント
 1995年日本看護協会は看護業務基準注1を答申した.それには,「看護実践とは,看護職が対象に直接に働きかける行為である.看護実践の組織化とは,看護職が看護を提供し,保証するためのシステムを構築することである.看護実践と看護実践の組織化をあわせて看護業務という.」と提示された.
 また,1992年WHOがヘルスシステムのリーダーシップ注2に求められる11の機能の第一に看護の組織図を明確にする,第二に看護の政策方針を明確にする,ことが挙げられている.

数値が観られる看護管理者の育成

著者: 山田幾代

ページ範囲:P.315 - P.317

はじめに
 かつて,看護管理の主眼は看護業務の業務運営であった.その結果,看護管理者は看護の専門分野にこだわり,「看護しています」の一言で看護管理者の役割を遂行しているがごとく主張していたころがあった.しかし,ここ近年看護管理者が副院長という職責を担い,組織全体の管理,運営にかかわる職掌が求められ看護経営学が必須となってきた.
 このような環境変化はいつのころからだろうか.

看護婦が看護の実践を通して成長する職場を目指す

著者: 嶋森好子

ページ範囲:P.317 - P.320

はじめに
 高齢化の急激な進展のため,看護職員の確保の必要性がクローズアップされはじめたのと時を同じくして,深刻な看護婦不足が問題になった.人々は,老後の生活への不安を高め,看護婦を再評価する動きが出てきた.「看護の日」が制定され,「看護婦等の人材確保法案」が策定された.これらの施策の成果か,不況の影響か,国・公立病院や総合病院などでは,看護婦の不足感はなくなり,定着が良いことによる新たな問題も起こり始めている.
 一方で,病院運営における看護婦への期待は大きくなってきた.中山ら1)の調査によると,1996年10月現在,看護職を副院長(もしくは副施設長)とする病院(または施設)は19施設に上っている.これは,高齢社会において保健・医療・福祉の責任の一端を看護職が担うことを期待する動きである.

看護管理の変革

看護管理と看護スタッフ教育—看護の質的改善の実践を通して

著者: 尾澤宏子

ページ範囲:P.321 - P.323

 看護管理とは「よりよい看護サービスを提供するために,人をも含めて環境を整えることである」と考えている.人をも含めて環境を整えるとは,療養のための環境すなわちアメニティを整えることもあるが,最も大切なのはよりよい看護サービスが提供できる看護力を整えることであると考える.前者はハード面に近いので,比較的整えやすいといえるが,後者は人の力であり,人が人にかかわりを持ち提供する看護の質であるために,整えるといっても様々な要素が交じわり合い,重なり合って看護の質が表現されるためにかなり複雑な仕組みである.したがって看護管理とは結局,この要素を整えることにあるといえるのではないか.
 看護管理の要素とは以下である.①看護部組織の整備(看護サービスが向上しやすい組織) ②看護体制の整備(効果的に看護サービスが提供できる体制) ③勤務体制の整備(業務量と労務管理を加味した勤務シフト) ④教育体制の充実(個々の看護職員の成長を促すための支援) ⑤看護体系の適切な選択(看護内容と経済性を考慮したマンパワーの確保)

看護業務の整理

著者: 市川智恵子 ,   山本加枝子 ,   須山良江

ページ範囲:P.324 - P.326

はじめに
 経済成長が低迷し,医療においても大きな変化がみられ,われわれは日々「病院の生き残り」をかけて奮闘しているが,今日ほど厳しい経営戦略と患者サービスの向上が求められているときはないだろう.
 当病院では,従前490床を110床増床し,外来系および手術室などを含む新棟を1995年に開設するという増築計画が策定された.病床数増床後も,職員数は極力増やさないという病院の方針のもとで,運営方針を作成するという困難な環境にあり,事務部および看護部の担当者から成るプロジェクトにより対処していくこととなったが,病院全体の業務改善を考えるよい機会ともなった.看護部では1992年1月から,看護部整備担当委員(婦長3名)が中心となり,現状における問題と今後の方向性とを婦長会で検討した.この結果と病院全体計画とを踏まえ,「より良い看護を提供する」を基本とした,①看護活動の質の向上,②他部門との業務分担体制の確立を目指し,看護業務の整理へと着手に踏みきった.

看護部門の改善と介護部門の独立

著者: 金田信子

ページ範囲:P.327 - P.329

はじめに
 当院は,1985年筑波メディカルセンター病院として開院した.救命救急センターを併設しているため,業務量は多く「中症病棟」でも準夜・深夜を問わず入院や転棟があり,ナース個人はもちろん,看護部自体が疲れ果てていた.退職理由に「このあたりで一休みしたいから」といわれたこともあった.どうしたら「新しい病院で看護をしていこう」という採用時の燃えている情熱を実現できるかの方法を模索し続けている.
 とりあえずは,業務整理に取り組んだ.開院当初より看護助手(現在アテンダント)が導入されていたが,あくまでも補助者であって介護業務の分離までにはいたっていなかった.1986年より業務整理に着手した.業務整理に当たっては,「看護」は何をする人かを明らかにする必要があり「看護の質の向上」と合わせて「看護診断」「クリニカルラダー」の導入を試行した.

教育担当婦長のあり方と役割

著者: 前川マキコ

ページ範囲:P.330 - P.332

はじめに
 21世紀まで数年,どんな社会となり,どんな看護を必要とするのだろうか.予測を越えた社会変化の中で,看護を提供する看護職を育てる教育担当婦長のあり方と役割について,看護管理者として私見を述べたい.

副院長・看護部長とリーダーシップ

著者: 高木美智子

ページ範囲:P.333 - P.336

はじめに
 筆者に与えられたテーマは,看護管理の視点からの「副院長・看護部長とリーダーシップ」ということであるが,私が副院長として心がけてきたことは,むしろ個々の看護職員それぞれのリーダーシップの養成ということであり,副院長・看護部長のリーダーシップはその延長線上にあるべきものであると考える.本稿では,看護管理の観点から看護職員に求められるリーダーシップを中心に進めたいと思う.与えられたテーマからは外れるかもしれないがご了承いただくとともに,本稿に対する皆様方からのご指導,ご判をいただければ幸いと考える.

看護計画

循環器専門病院における看護計画

著者: 山口悦子

ページ範囲:P.337 - P.342

はじめに
 榊原記念病院は,循環器病患者に対して,高度な医療を提供するための専門病院として設立され,今年で20周年を迎える.ベッド数152床,年間の手術件数500例,心筋梗塞,狭心症,不整脈など循環器全般の救急収容患者は約1,000件に上っている.患者の平均在院日数は10〜11日と短い.CCUに緊急で収容する患者の現状は,coronary中心から,現在はcardiacであり,全循環器領域に拡大され,それぞれの治療もより専門的になってきている.ここでの看護婦の役割は循環器全搬の患者の看護ができることが看護部の目標である.業務自体に高度な専門性が要求され,経験の差および看護婦個人の資質の差によって看護の内容にばらつきがあってはならない.
 そこで看護部は教育計画の枠組みを決め教育プログラムに沿った教育を行っている.また,1990年には当院独自のSRN (榊原レジスタードナース)認定制度を発足した(図1).

中規模病院における看護計画

著者: 小長井信子

ページ範囲:P.342 - P.345

はじめに
 当院の看護部の理念は,「心あたたかな看護の提供」,「より良い看護の実践」である.量から質の時代を迎えた今,「看護サービスの質とは」の視点で看護実践を評価し,より質の高い看護を提供できることを目指さなければならないことを強く感じている.
 看護の実践は,情報収集・判断・目標設定・具体的方法を立案し,実施し,評価する一連のプロセスの展開である.そして,そこには看護者としての看護の視点が明示されていなければならない.このプロセスの中で具体的方法を立案する過程が看護計画である.看護計画の立案の目的は,一人一人の患者により良いケアを提供することであり,立案することのみが目的ではない.看護計画は,実践のプロセスである.計画が実践と遊離していることは,そのプロセスにおいて何らかの不適切さが生じていることになる.

標準看護システムの開発

著者: 宇都由美子

ページ範囲:P.345 - P.348

はじめに
 卑近な例で恐縮であるが,筆者らが鹿児島大学総合病院情報システム(THINK)のサブシステムとして,わが国で最初の看護のトータルオンラインシステムを開発導入したのは,1987年11月のことであった.今から10年前のことである.当時,看護の茫漠とした要素はコンピュータシステムに馴染まないものとして敬遠され,開発メーカーだけでなく看護関係者自らも積極的なシステム開発を支持する者が少なかった.
 しかし,病院情報システムの導入,定着により,病院内が様々にシステム化されていくなかで,しだいに,看護業務の合理化や患者ケアの向上を支援するシステムが開発導入されていった.その間の経緯については,渡邊1)や吉井2)らが,看護情報システム研究会において発表された演題の推移を基に分析し報告している.それらの報告によると,単なる情報システムの紹介から評価へと,また情報システムをいかに効果的に看護に活用するか,さらに情報の標準化などといった内容で着実に深化していると述べている.

グラフ

宮崎県内随一の救急医療の受入れ体制—宮崎市郡医師会病院

ページ範囲:P.297 - P.302

 宮崎市郡医師会病院は,昭和59年(1984)4月に,地域医療と救急医療の確保および「医師会会員による開放型病院」を目的に開院された.病院建設の構想以来,数次にわたる調査,研究を経て,約18年の後,市有地の無償供与,会員からの拠出金による病院建設であった.先行して市内大坪町の医師会館内に設置されていた宮崎市夜間急病センターも院内に移設され,救急医療の受け入れ態勢が整えられていった.
 開院当初は150床だった許可病床も,現在ではICU, CCU, NICUを含み218床に増床.診療圏は宮崎市を中心とした半径ほぼ30km圏内で,宮崎市郡,東諸県郡を含む1市6町,対象人口は42万人に上る(医師会会員数はA会員が320名,B会員が253名).平成6年(1994)には,開院10周年を迎え,今後ますますの発展が期待されている.

地域医療変革に取り組んで25年 国民健康保険町立ゆきぐに大和総合病院院長 齋藤芳雄先生

著者: 寺澤捷年 ,   八木保

ページ範囲:P.304 - P.304

 斎藤先生と出会って12年になる.医療・介護・福祉の有機的なシステム作りに成功した先生は,高齢化社会の多様なニーズに応える一つの有力な方法として漢方医学の活用を考えついた.以来,私どもの教室から専門医を派遣し,私自身も毎月1回,診療に出向いているというご縁である.
 ゆきぐに大和総合病院には楽しみが沢山ある.夏には魚沼川での鮎釣り,冬には毘沙門天の裸祭と,酒盛りのネタは尽きない.そんなわけで先生とは飲み仲間としての連帯感がしっかりと出来上がってしまった.

主張

地域医療支援病院の役割

著者:

ページ範囲:P.305 - P.305

 医療法の改正が予定されており,新たな施設体系として「地域医療支援病院」が導入されるという.この病院のあり方や役割については,耳慣れない名称でやや唐突に登場した経緯もあって十分に議論されていないように見受けられる.
 その法案要綱によれば,地域医療支援病院は紹介された患者に医療を提供し,その施設を地域の他の医師に利用させ,救急医療を提供し,地域の医療従事者の研修を実施する一定規模以上の病院であるという.従来の用語を使えば,紹介外来型病院で共同利用型病院,そして臨床研修指定病院の流れをくみ救急医療に対応する病院ということになる.時代の要請を一手に引き受ける大変な病院であるということができる.

連載 病院主導の保健・医療・福祉複合体の実証的研究・6

第3報・その1 病院・老人保健施設・特別養護老人ホームを開設しているグループの全国調査

著者: 二木立

ページ範囲:P.353 - P.355

はじめに
 本連載第1報では,筆者独自の全国調査により,一般には社会福祉施設であり医療施設とは無関係と思われている特別養護老人ホームの中にも,医療機関「母体」のものが少なくないこと(総数の30%が広義の医療機関「母体」,20%が病院「母体」)を明らかにした.
 第2報では,やはり筆者独自の調査により,老人保健施設の実に90%が広義の医療機関「母体」,70%弱が病院「母体」であり,病院「併設」の老人保健施設は総数の50%弱という厚生省調査が,実態を正確に反映していないことを明らかにした.

アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第30回 中小病院2題

福島県立南会津病院

著者: 藤橋和光

ページ範囲:P.370 - P.373

はじめに
 福島県立南会津病院(旧称田島病院)は,南会津の高原盆地にあります.当病院は,県の保健医療計画により,南会津地域保健医療圏の中核病院として位置づけられていますが,この圏域は,神奈川県に匹敵する面積を持ちながら,その人口が4万人にも満たぬという大変な過疎地です.老齢人口比率は18%と高く,一方で,医療供給体制のほうは施設数・一般病床数・診療所数のいずれについても全国平均をかなり下回っています.圏域での入院自足率も低く,隣接する他の保健医療圏への患者流出が顕著でした.
 今回の移転新築の眼目は中核病院としての当病院を整備拡充することにより,医療供給体制の充実と圏域の保健医療水準の向上を図り,さらには,他の医療機関への支援体制を強化するところにあるわけです.

聖テレジア病院

著者: 和田敏行

ページ範囲:P.374 - P.377

 聖テレジア病院は,鎌倉の七里ケ浜,相模湾を臨む丘の上に立地し,重症心身障害児施設「小さき花の園」,七里ケ浜老人ホームとともに,「鎌倉福祉の丘」を形成する.社会福祉法人聖母訪問会を経営母体とするこの病院は,1929年にフランス人宣教師ブルトン師によって創立され,地域社会にとけ込んだ全人的医療の提供を目標に歩み続けてきた.豊かな看護,介護を行う聖テレジア病院の精神による患者対応の良さは,古くから定評がある.

ケース・レポート

中央滅菌室業務の委託化による運営の実際

著者: 薬王寺和子 ,   笠原吹美子

ページ範囲:P.356 - P.361

はじめに
 1990年3月新病院に移転し,6年が経過した.これからの社会情勢を予測し,市民のための病院として役割を十分果たせるように,また,今後の医療の発展にも対応できるように新しいシステムを導入し,健全な病院運営を目指して建築し開院したものである.病院の効率的な経営対策のため種々の業務を委託化したが,物品管理システムの中のひとつ中央滅菌室は,現在軌道にのり,病院職員と委託業者社員との協力体制もうまくとれ,医療機器類,診療材料,衛生材料などの供給が円滑に機能している.ここに中央滅菌室の運営の実際について紹介し,諸氏のご意見を賜りたい.

中材部門でのセット組み体制改変の試みから

著者: 梶原正樹

ページ範囲:P.361 - P.362

 移転装備の要望・計画条件は,従来施設での狭隘な環境より当然広くなることを予測して,物理的拡大に結びつく具体的内容になるのは,ここ佐世保市立総合病院でも多くのケースと同じであった.各部門の要望を整理すると,医療的に生の内容が多くて運用・サービス面の改善,施設環境の整備に至る項目は少なく,全体の約7割については聴取・確認を再三にわたり実施,医療的要望を運用・サービス条件と施設整備条件へと読み直し,分類する転換作業的期間を設定して,対応を進めた.
 要望の整備目標の質の見極めが困難な部署もあり,これまでの経験から手段の一つに,医療サービス最前線にいる「看護部門の計画段階からの早期参画」の必要性を病院管理者側に説明し,理解を得て進めた.

いま,小児専門病院・小児科部門の運営は・4

北海道立小児総合保健センター

著者: 本谷尚

ページ範囲:P.363 - P.365

 1977年6月にわが国で7番目の小児専門病院として開設された北海道立小児総合保健センター(以下小児センターと略)は,北海道総合開発の第2期計画として,1967年10月と1970年12月に北海道児童福祉審議会から意見具申のあった胎児期から思春期までの疾病の予防,診療,治療,訓練,福祉などを包括した総合医療を目的とした小児専門病院の建設構想に基づき小樽市銭函に設立された(図1).

病院管理フォーラム 広がる病院患者用図書館

病院患者図書館

著者: 菊池佑

ページ範囲:P.366 - P.367

患者図書館の歴史
 音楽療法が人類で最も古い療法の一つであるといわれているが,書物もまた人間の心に作用し時として治療的効果をもたらすことに,人類は早くから気付いていたことも確かである.
 記録によれば,紀元前の古代ギリシアの都市テーベにあった図書館の入り口には「ここは魂の安息所」という銘刻が掲げられていた.13世紀の建てられたカイロの病院では内科や外科的治療の他に,患者にコーランを読ませて回復の促進を図っていた.

癒しの環境

時間をつぶす,検査室環境

著者: 橋本聡隆

ページ範囲:P.368 - P.369

 今から3年前,印旛に当院が開院した当時は都心の病院のように外来診察などの待ち時間が長くないという点がアピールポイントの一つであったように思う.しかしそれもつかの間で外来患者の増加などのほか,諸般の問題もあり最近では待ち時間にイライラする患者の表情をよく目にする.これは当中央画像検査室においても例外ではなく,検査オーダーの処理方法などを含め多角的に改善策を考える必要が出てきている.そのようななか,看護士である筆者が専門分野ではないが,ささやかながら自分の趣味を生かして,「検査の待ち時間つぶし」,特に小児の検査室における待ち時間つぶしについて工夫してみた点について紹介させていただくことにした.

データファイル

「復職看護職員に関する調査」結果の概要

ページ範囲:P.378 - P.379

 他国に類を見ない急速な人口構造の高齢化および保健医療を取り巻く環境の変化などに伴い,保健医療サービスの重要な担い手である看護職員を確保するため,ナースセンター事業をはじめとする様々な施策がこれまで講じられてきた.そして,多くの「潜在看護職員」が再就業し,看護職免許を生かして仕事をするようになった.
 ところで,看護職員が職場を離れる理由や仕事の継続の障害要因についての調査分析は多く行われているが,看護の職場を離れ再就業した看護職員(復職看護職員)の再就業の理由などを明らかにしたものは少ない.

診療報酬改正案の概要社会保険,老人診療報酬改定の具体的な内容

ページ範囲:P.379 - P.381

 社会保険診療報酬
 1.消費税率引上げへの対応(例示)
〈医科診療報酬点数表関係〉
1)入院環境料 156→160点
2)特定疾患療養指導料・診療所の場合 200→202点・許可病床数が100床未満の病院の 場合 135→137点

医学ごよみ

4月—April 卯月

著者: 木村專太郎

ページ範囲:P.383 - P.383

 まず訂正から.本年2月19日の項(1997年2月号191頁)で,剖検の重要性を認識したモルガーニ(Gio-vanni B Morgagni,1682〜1771)の誕生日を19日としましたが,2月25日に訂正いたします.

基本情報

病院

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1383

印刷版ISSN 0385-2377

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