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主張
求められる病院医療の効率化
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ページ範囲:P.401 - P.401
文献購入ページに移動今回改定の中で病院医療に関係ある項目を拾ってみると,何といっても平均在院日数が随所に評価の基準に入ってきていることである.また初めて病院外来の紹介率が入院時の医学管理料にリンクしたのも見逃せない点である.既に紹介率を用いて初診料に差がついており,また特定医療費を使っての初診料加算が可能となっているが,大病院の外来数が減少してきたという情報は伝わってこない.大病院が自ら紹介なしの外来を制限すべきだと認識しない限り,この問題の解決は難しいと思われる.診療報酬で外来患者の病院指向をどこまで阻止できるのか改定の都度検証する必要がある.
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