icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院56巻6号

1997年06月発行

文献概要

特集 医療関連ビジネスの展開 各分野の市場性をみる

変革期を迎える受託臨床検査業界

著者: 白鳥武1

所属機関: 1株式会社矢野経済研究所

ページ範囲:P.523 - P.526

文献購入ページに移動
医療機関への集団的個別指導の影響で“検査抑制”進む
 1995年度の受託臨床検査市場は前年度の落ち込み(業界始まって以来のマイナス成長)からはやや回復傾向にあるが,引き続き1996年4月の診療報酬改定により保険点数の包括化(マルメ)強化,あるいは老人の外来診療にも包括化(定額制)を導入するなど,臨床検査医療費の抑制策がより強められている.
 厚生省「社会医療診療行為別調査報告」(1994年6月審査分),および国民医療費(1994年度実績)の推計によれば,臨床検査(検体検査)医療費は1兆7,151億円(実施料と判断料の合計:弊社推定による),前年比8.0%増となり,約7年前の1987年度(9.1%増)以来の比較的高い伸びを示している(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら