文献詳細
文献概要
特集 医療保険改革と病院
病院からみた医療保険改革
著者: 川合秀治1
所属機関: 1医療法人若弘会生活局
ページ範囲:P.605 - P.608
文献購入ページに移動 このタイトルで原稿依頼が舞い込んだときの率直な感想は,本当に僕でいいの? でした.
執筆予定者のジャンル・所属母体の構成をみると,編集者は肩書などから表面的に筆者を理解してしまって,筆者が期待されていることは「この一連の医療保険改革の流れが,いかに医療側,病院経営側に不利な物であり,いかに厚生省がわれわれを不当に扱おうとしているかを切々と訴えかけることだ」と感じたからです.ここ数年にわたる医療制度改革に対しては筆者なりの考えは持っていますが,関係団体の巷間いわれている主張とは若干違っています.ですから,「病院からみた……」と題名を限定されると,筆者自身がそれら諸団体の代弁者的論旨で書かなければならないような心理的圧迫を受けますし,またおそらく意見を異にされるであろう大多数の方々を不愉快にさせてしまうことに危惧の念を持っています.編集部に確認すると「自由にどうぞ」とのことでしたので,客観性に乏しい,極めて個人的情緒的な文面になるかと思いますが,ご寛容の程を.
執筆予定者のジャンル・所属母体の構成をみると,編集者は肩書などから表面的に筆者を理解してしまって,筆者が期待されていることは「この一連の医療保険改革の流れが,いかに医療側,病院経営側に不利な物であり,いかに厚生省がわれわれを不当に扱おうとしているかを切々と訴えかけることだ」と感じたからです.ここ数年にわたる医療制度改革に対しては筆者なりの考えは持っていますが,関係団体の巷間いわれている主張とは若干違っています.ですから,「病院からみた……」と題名を限定されると,筆者自身がそれら諸団体の代弁者的論旨で書かなければならないような心理的圧迫を受けますし,またおそらく意見を異にされるであろう大多数の方々を不愉快にさせてしまうことに危惧の念を持っています.編集部に確認すると「自由にどうぞ」とのことでしたので,客観性に乏しい,極めて個人的情緒的な文面になるかと思いますが,ご寛容の程を.
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