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文献詳細

雑誌文献

病院56巻8号

1997年08月発行

文献概要

医学ごよみ

8月—August 葉月

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1医療法人喜悦会那珂川病院

ページ範囲:P.767 - P.767

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□10日 血清蛋白分画法の発見
 スウェーデンの化学者で電気泳動法により血清蛋白分画に成功したチセリウス(Arne W Tisellius,1902〜1971)がストックホルムに誕生した日である.
 電気泳動とは,溶液の中に二電極を置き,直流電流につなぐと,溶質が陽極や陰極のほうへ移動する.その移動の速さは分子の大きさ,電荷,分子構造などにより異なる.この理論で物質を分画する方法を電気泳動法という.チセリウスは1937年に電気泳動法を考案して,血清蛋白分画に成功した.彼はこれらの功績により1948年にノーベル化学賞を受賞した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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