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特集 ケアマネジメントと病院
在宅におけるケアマネジメントの現状と課題
著者: 新津ふみ子1
所属機関: 1ケア・コーディネーション研究所
ページ範囲:P.815 - P.820
文献購入ページに移動ケアマネジメントの目指すところは,利用者の支援ネットワークの形成である.サービスを単に紹介するとか,それぞれのサービスが自由に活動するといったものではなく,サービスは利用者の生活を支援するという目的のためにネットワークされているということである.すなわち,それぞれのサービスは,自分のポジショニングと役割を理解し,お互いを友好的に利用し,有機的な連携ができているという状況である.
ディビット・D・マクスクーはケース・マネジメント(ケア・マネジメント)の定義を「多様なニーズを持った人々が自分の機能を最大限に発揮して健康に過ごすことを目的として,フォーマルおよびインフォーマルに支援と活動のネットワークを組織し,調整し,維持することを計画する人(もしくはチーム)の活動」と述べている.そして,ケース・マネジャーは次のような目的の実現に努めるとしている.
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