文献詳細
特集 新時代の病院組織
求められる新たな病院部門の姿
文献概要
地域医療は,古典的には佐久総合病院などに代表されるように,医療過疎地域で献身的な医師により行われる保健や福祉を含む医師活動であった1).1970年代に入ると,医師不足と無医大県の解消をめざして,医療水準の平均化が追求された.
さらに1980年代に入り,インフォームド・コンセントやQOL(quality of life),ターミナルケアといった考え方とともに,在宅医療の必要な場面が急激に増え始めた2).この場合の地域とは,病院または患者の影響の及ぶ範囲の意味が大きくなる.特に1990年代に入り厚生白書3)でも示すように,新たなかかりつけ医と病院の役割分担,病院機能の再編成,病院の役割を地域として考えていくようになる.
さらに1980年代に入り,インフォームド・コンセントやQOL(quality of life),ターミナルケアといった考え方とともに,在宅医療の必要な場面が急激に増え始めた2).この場合の地域とは,病院または患者の影響の及ぶ範囲の意味が大きくなる.特に1990年代に入り厚生白書3)でも示すように,新たなかかりつけ医と病院の役割分担,病院機能の再編成,病院の役割を地域として考えていくようになる.
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