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文献詳細

雑誌文献

病院57巻1号

1998年01月発行

文献概要

早期退院計画・4

在院日数短縮対策の現況

著者: 渡邉登志男1

所属機関: 1岩手県立中央病院

ページ範囲:P.87 - P.90

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はじめに
 わが国の病院における平均在院日数が欧米諸国に比べて著しく長いという指摘は,かなり以前より多くの場でなされていたが,それが病院を取り巻く施設やシステムの整備には向かわないまま,医療費の高騰を抑制する対策の一つとして長期入院の是正という表現で病院側の努力に任された.この問題に対する病院の対応は,その規模,開設母体,地域医療とのかかわり方,その他の条件によって異なるのが当然であるかも知れない.
 ここに述べるのは,結核病床45床を含む730床の自治体立病院における,新築移転してからの10年間における平均在院日数の変化と,それに関与したと考えられる因子の考察から導かれる在院日数短縮対策の問題点と今後の課題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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