文献詳細
文献概要
特集 退院後ケア
クリティカルパスと退院後ケア
著者: 千田治道1
所属機関: 1済生会熊本病院脊椎関節外科センター
ページ範囲:P.1083 - P.1087
文献購入ページに移動クリティカルパス導入とその効果
済生会熊本病院脊椎関節外科センターでは,平成9年6月より整形外科9疾患にクリティカルパス(以下CPと略す)を導入し,良好な結果を生んできました.現在,CPは31疾患となり,ほぼ全疾患をカバーする態勢となっています(図1).
こうしたCPの導入にあたって,私たちは当初以下のような効果を期待しました.すなわち,1)インフォームドコンセントの充実,2)医療業務の均一化・効率化,3)在院日数の短縮化です.しかし実際に使用してみると,それに加え以下のようなプラスアルファが出現しました.それは,4)医療行為の見直しと改善,5)医療の高密度化,6)コメディカルのより密接な関与,の3点でした.
済生会熊本病院脊椎関節外科センターでは,平成9年6月より整形外科9疾患にクリティカルパス(以下CPと略す)を導入し,良好な結果を生んできました.現在,CPは31疾患となり,ほぼ全疾患をカバーする態勢となっています(図1).
こうしたCPの導入にあたって,私たちは当初以下のような効果を期待しました.すなわち,1)インフォームドコンセントの充実,2)医療業務の均一化・効率化,3)在院日数の短縮化です.しかし実際に使用してみると,それに加え以下のようなプラスアルファが出現しました.それは,4)医療行為の見直しと改善,5)医療の高密度化,6)コメディカルのより密接な関与,の3点でした.
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