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シンポジウム パス法の原理と経験の交流・1 日本病院管理学会159回例会・医療の質に関する研究会「パス法に関するシンポジウム〜その原理と経験の交流」より
パス法とその医療管理における意義
著者: 郡司篤晃1
所属機関: 1東京大学医学部健康科学・看護学科保健管理学教室
ページ範囲:P.153 - P.158
文献購入ページに移動しかし,人間の生命を対象とし,多用な技術の集積である医療では,管理学が発達せず,あるいは応用されず,いまだに確立されていない状況です.特に,わが国の医療界ではは,医療機関の開設者と管理者が同一であることが,その発達を遅らせてきた可能性があります.というのは,管理学はいかに効率的に働いてもらうかという学問だからです.医療の生産性と質の管理は理論および実践でも立ち後れていましたが,今や医療の質を確保しつつその効率を向上させることが焦眉の課題です.
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