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文献詳細

雑誌文献

病院57巻6号

1998年06月発行

文献概要

特集 医療の標準化を考える

医療の質と標準化をめぐって—その背景と根拠

著者: 久繁哲徳1

所属機関: 1徳島大学医学部衛生学講座

ページ範囲:P.508 - P.513

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医療費抑制から医療の質の改善へ
 医療費高騰を主要な契機として,先進諸国の保健医療システムは大きな転換点を迎え,「保健医療改革」(healthcare reform)が,それぞれの国で進められている1,2).わが国も例外ではなく,医療保険制度の構造改革が検討されている.
 こうした保健医療改革は,国全体の財政的対策などのマクロ管理が底をついた後,ミクロ管理へと政策転換が行われ始めた.その中心となるのが,競争原理を導入する「構造改革」(structural reform)であり,医療提供者,医療費支払者,消費者に効率的な保健医療選択の動機付けを行うところに焦点がある3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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