icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院58巻3号

1999年03月発行

文献概要

特集 病院組織と意思決定—コーポレイトガバナンスとは何か

当院では組織と意思決定をこうしている—組織は「人」である,外部の「常識」を取り入れる

著者: 吉水信裕1

所属機関: 1医療法人社団緑成会横浜総合病院

ページ範囲:P.238 - P.239

文献購入ページに移動
 病院の組織はどこの病院でも大同小異でわれわれのところでも特別奇抜なものではない(図1).機構そのものよりは,「人」であり,どの人をどこに置くかが重要で,人に沿って組織を作ることになる.いかにして意思が上下,左右に同じように伝わり,皆が同方向に向かって進めるかが大切なのである.
 病院という性格から医局(医師)が牽引車とならなくてはならないが,同時にコメデイカルである看護部や薬局,レントゲン科,リハビリテーション科などの協力なしでは目標達成は不可能である.また当然のことではあるが,これら診療部門を支える事務部がしっかりしていないと組織は砂上の楼閣となってしまう.病院を支える各部門が病院の理念と進むべき方向とを理解し,いかにスムーズに仕事ができて,その力の結集が病院全体を前進させることができるかが組織作りのポイントであり,病院トップの仕事でもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?