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特集 看護新時代
看護の経済評価
著者: 竹谷英子1
所属機関: 1名古屋市立大学看護学部
ページ範囲:P.323 - P.327
文献購入ページに移動 2000年4月からの介護保険制度開始を目前に,今までの保健・医療・福祉システム改革を伴う,看護新時代を迎えようとしている.
看護界では,看護をサービスとして捉え,その経済的評価について論じられるようになってからまだ日が浅い.それは,経済学の対象が市場で交換され取り引きされる財・サービスであり,それに該当する看護サービスといえば,助産所と民間経営の訪問看護サービスの場に限られるという状況,診療報酬における看護サービスの経済的分析が困難な現状,そして看護サービスの経済的評価について漠然とした拒否感があることなどに起因しよう.
看護界では,看護をサービスとして捉え,その経済的評価について論じられるようになってからまだ日が浅い.それは,経済学の対象が市場で交換され取り引きされる財・サービスであり,それに該当する看護サービスといえば,助産所と民間経営の訪問看護サービスの場に限られるという状況,診療報酬における看護サービスの経済的分析が困難な現状,そして看護サービスの経済的評価について漠然とした拒否感があることなどに起因しよう.
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