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文献詳細

雑誌文献

病院58巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 病院として介護保険にいかに対処すべきか

保健・医療・福祉複合体の功罪

著者: 二木立1

所属機関: 1日本福祉大学社会福祉学部

ページ範囲:P.538 - P.542

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 「保健・医療・福祉複合体」(以下,「複合体」)とは,単独法人または関連・系列法人とともに,医療施設(病院・診療所)となんらかの保健・福祉施設の両方を開設し,保健・医療・福祉サービスを一体的に提供しているグループであり,その大半は私的病院・診療所が設立母体となっている.
 「複合体」は1990年前後に初めて登場し,その後急成長し続けている.しかも,2000年度に創設される介護保険制度が医療施設の「複合体」化の流れを加速することは確実である.それだけに,21世紀の保健・医療・福祉システムを予測するうえでも,あるべきシステムを考えるうえでも,「複合体」の詳細な実態調査と医療経済学的分析が不可欠である.筆者は1996〜1998年の3年間この研究に専念し,その成果は本誌連載および最近著として発表した1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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