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文献詳細

雑誌文献

病院58巻6号

1999年06月発行

文献概要

短期連載 病院マネージメントからみた平均在院日数短縮法・4

平均在院日数と看護業務量の関係

著者: 加藤尚子1 堀口裕正2 長谷川敏彦3

所属機関: 1国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科 2九州大学大学院医学系研究科医学システム学教室 3国立医療・病院管理研究所医療政策研究部

ページ範囲:P.587 - P.590

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 これまで数回にわたり,「平均在院日数を短縮する」というテーマに沿って,短縮対策の重要性,短縮への取り組みステップ,戦略決定支援の数値モデルなどを提示してきた.日本の病院でも現在は,在院日数を短縮する強いインセンティブが働いており,様々な手段が講じられていることはすでに述べたとおりである.
 在院日数が短縮すると,それに伴い労働力の集約性も高まるであろうことが予想される.インタビューを行った病院においても異口同音に,診療機能や看護力の強化が短縮の要であると強調している.しかし実際には,平均在院日数と医療従事者数とはどのように,どこまで関連しているのだろうか.さらには,日本の病院の在院日数は,現状の労働力でもってどこまで短縮が可能なのだろうか.例えば,病院の主要な労働力となる看護婦数については,現在でもOECD諸国の平均数に達していないのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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