icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院58巻8号

1999年08月発行

文献概要

データファイル

「抑制」についての考え方とその現状・1—「老人の専門医療を考える会」全国アンケート結果の分析より

著者: 中川翼1 大塚宣夫2 吉岡充3 平井基陽4

所属機関: 1定山渓病院 2青梅慶友病院 3上川病院 4秋津鴻池病院

ページ範囲:P.796 - P.798

文献購入ページに移動
 「点滴や経管栄養のチューブを抜かないように」,「車いすからずり落ちないように」など様々な理由で,認知能力や身体的に低下した高齢者をベッドや車いすに抑制する(縛る)という行為は,高齢者の医療施設や福祉施設で少なからず行われてきたのではないだろうか.厚生省は来年4月に施行される介護保険の対象施設で,こうした「抑制」や「拘束」を原則として禁止する省令を本年3月31日付で公表した.
 この度,1983年に設立された老人医療の質の向上を目指す任意の有志団体である「老人の専門医療を考える会」の会員病院61か所を対象として「抑制」についてのアンケート調査を実施し,この問題についての日本の長期療養高齢者病院の考え方と現状を明らかにしようと試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら