icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院59巻1号

2000年01月発行

文献概要

医療従事者のための医療倫理学入門

1.医療倫理学総論

著者: 浅井篤1 大西基喜1 永田志津子1 新保卓郎1 福井次矢1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.62 - P.64

文献購入ページに移動
〔ケース〕
 進行(第4期)肺癌のためにほとんど寝たきりになっている70代の女性が,細菌性肺炎を併発した.長期にわたる抗生物質併用療法にもかかわらず難治性である.しかし,意識は清明で全身状態はよい.痛みは十分にコントロールされており,経鼻カニューレによる酸素補給で会話も不自由なくできる.体重は減少してきているが,食事摂取は可能である.肺炎が悪化して呼吸不全に陥り心肺停止が起きた場合,担当医は心肺蘇生術(CPR)を施行すべきか否かを判断しなくてはならない.CPR施行の是非はどのように決めるべきであろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら