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文献詳細

雑誌文献

病院59巻12号

2000年12月発行

文献概要

特集 病院医療—21世紀への遺産 21世紀のコメディカル

臨床検査技師

著者: 岩田進1

所属機関: 1社団法人日本臨床衛生検査技師会

ページ範囲:P.1063 - P.1065

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20世紀の臨床検査
 戦前は,医師が主として診療の合間を利用して検査を行っていた.終戦後から1950年頃までは,検査法を習得した技師や看護婦が医師を手伝う形で検査は行われてきた.その頃の検査は尿中の蛋白,糖,ウロビリノーゲン,血液では貧血,梅毒の検査および喀痰の結核菌検査が主であった.その後検査項目や患者数が増えるにつれて,検査が医師の手から離れて検査技師の手に委ねられていった.
 1952年に全国の検査技師が大同団結し,検査技師法の成立に向けて活動を開始した.1958年運動が実を結んで「衛生検査技師法」が成立し,検査の専門職種として衛生検査技師が誕生した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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