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文献概要
特別寄稿 実践から病院情報システムの功罪とそのあり方を考える
2.山で潮干狩りをしないためには
著者: 田原孝1 日月裕2
所属機関: 1日本診療録管理学会日本診療情報管理機構 2市立豊中病院麻酔科・集中治療部・医療情報部
ページ範囲:P.137 - P.143
文献購入ページに移動情報システム,特にオーダリングシステムの開発や運用は各部門間の協調によって成り立つ.システム開発は,病院にとってはコンピュータのソフトを作るというより,各部署間の運用の明示化,もしくは明示的なマニュアル化を図っていくことである.オーダリングシステムが導入されていなくても各部署間の運用の連携は必要である.コンピュータを介せず人同士でコミュニケーションを行う場合は,人の持っている大きな融通性により,必ずしもマニュアル化しなくても運用が成り立つ.しかし,コンピュータを介する場合は,融通がききにくいため,明示的なマニュアル化を行わないと運用に支障を来すことが多い.
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