文献詳細
文献概要
Principle 病院経営・14
部門別原価計算の必要性(1)
著者: 谷田一久1
所属機関: 1広島国際大学医療福祉部医療経営学科
ページ範囲:P.152 - P.153
文献購入ページに移動部門別損益計算がなぜ必要か?
部門別損益計算への関心がこのところ強くなってきたように感じる.経営が思わしくなくなってきて,その原因を把握し,改善を図ろうということだと筆者は理解している.
採算ということを重視した場合,経営全体にとって貢献しているのはどこで,重荷となっているのはどこか.よい部分と悪い部分をはっきりさせようというのであろう.医学的手法と同様に,病因をつきとめ,選択的に治療しようというわけである.脅したりすかしたり,褒めたり叱ったりといった内科的な治療法もあれば,縮小や廃止,あるいは移植といった外科的な治療法もある.いずれの手法をとるにしても,その対象が特定されていなければ話にならない.そこで患部を特定するための手法として部門別損益計算が関心を集めているのである.
部門別損益計算への関心がこのところ強くなってきたように感じる.経営が思わしくなくなってきて,その原因を把握し,改善を図ろうということだと筆者は理解している.
採算ということを重視した場合,経営全体にとって貢献しているのはどこで,重荷となっているのはどこか.よい部分と悪い部分をはっきりさせようというのであろう.医学的手法と同様に,病因をつきとめ,選択的に治療しようというわけである.脅したりすかしたり,褒めたり叱ったりといった内科的な治療法もあれば,縮小や廃止,あるいは移植といった外科的な治療法もある.いずれの手法をとるにしても,その対象が特定されていなければ話にならない.そこで患部を特定するための手法として部門別損益計算が関心を集めているのである.
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