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Principle 病院経営・15
部門別原価計算の必要性(2)
著者: 谷田一久1
所属機関: 1広島国際大学医療福祉部医療経営学科
ページ範囲:P.244 - P.245
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部門別原価計算や部門別損益計算を行うに当たって,最も重要であると思われるステップの一つが部門の設定である.部門の設定いかんによって,部門別損益計算はその有効性を大きく左右されるからである.
コスト計算の単位をいかに設定するか.筆者は職種別と疾病別(結果として患者別)の二つを推奨している.前稿で述べたところであるが,価格戦略に有用な情報を提供する商品別のコスト計算と,コスト管理を旨とする部門別原価計算という製造業の考え方を病院に当てはめると,疾病別コスト計算と職種別損益計算ということになるのである.
部門別原価計算や部門別損益計算を行うに当たって,最も重要であると思われるステップの一つが部門の設定である.部門の設定いかんによって,部門別損益計算はその有効性を大きく左右されるからである.
コスト計算の単位をいかに設定するか.筆者は職種別と疾病別(結果として患者別)の二つを推奨している.前稿で述べたところであるが,価格戦略に有用な情報を提供する商品別のコスト計算と,コスト管理を旨とする部門別原価計算という製造業の考え方を病院に当てはめると,疾病別コスト計算と職種別損益計算ということになるのである.
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