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文献詳細

雑誌文献

病院59巻5号

2000年05月発行

文献概要

医療従事者のための医療倫理学入門

5.死の定義

著者: 浅井篤1 大西基喜2 永田志津子2 新保卓郎2 福井次矢2

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科社会健康医学専攻 2京都大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.432 - P.434

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〔ケース〕
 10年来,高血圧と高コレステロール血症で通院中の男性患者がある日,脳死とドナー・カードについて担当医に質問をした.ちょうど,わが国における第1回目の脳死患者から臓器移植が行われた直後であった.患者は自分の臓器を難病で困っている人々のために使い,社会に貢献したいと考えていた.自分の家族にはまだ相談しておらず,家族の気持ちもわからないという.
 患者は担当医に「ドナー・カードを持つことは良いことか」に関して助言を求めた.担当医はどのような事柄を説明し,ドナー・カードの所持についてどう答えるべきであろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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