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レポート
「私のカルテ」は医療を変えるか
著者: 田岡輝久1
所属機関: 1坂出市立病院内科診療部
ページ範囲:P.506 - P.509
文献購入ページに移動 最近,カルテ開示の問題が世間で多くの議論を呼んでいる.
「医療の質と透明性」という時代の要請は,今後ますますインフォームドコンセントと医療情報の開示を進展させ,それらに対応できない病院は淘汰される運命にあるだろう.そこで忘れてならないことは,「患者の視点での医療」である.常に医療者側には「患者が何を望み,何が知りたいか」を認識し,それに応える努力が求められている.一方,患者側も自分の病気や健康管理を医療提供側にすべて任せるのではなく,自らの責任のもと共に考え,歩んでいく姿勢が必要である.
「医療の質と透明性」という時代の要請は,今後ますますインフォームドコンセントと医療情報の開示を進展させ,それらに対応できない病院は淘汰される運命にあるだろう.そこで忘れてならないことは,「患者の視点での医療」である.常に医療者側には「患者が何を望み,何が知りたいか」を認識し,それに応える努力が求められている.一方,患者側も自分の病気や健康管理を医療提供側にすべて任せるのではなく,自らの責任のもと共に考え,歩んでいく姿勢が必要である.
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