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ケースレポート
物品管理システム導入とコスト削減策の効果
著者: 武田洋子1 川村マサ子2
所属機関: 1埼玉県立循環器・呼吸器病センター中央材料室 2前:埼玉県立循環器・呼吸器病センター看護部
ページ範囲:P.533 - P.536
文献購入ページに移動循環器系・呼吸器系専門の医療機関で使用する診療材料は,一般的に高品質かつ高価なものが多い.また,院内感染の対策上からディスポーザブルの診療材料が数多く使われている.このため,当センターの診療材料に掛かるコストも一般病院や他の専門医療機関よりも高額となっている.ちなみに,平成10年度の当センターにおける診療材料の医業費用全体における構成比率は12.1%,購入額は約9億2千万円,材料費の対医業収益費比率は42.3%,うち,診療材料費は18.9%となっている.なお,地方公営企業を適用している他県の循環器・呼吸器系医療施設と比較すると,当センターの材料費の対医業収益費比率は平均(43%)を0.7ポイント下回っている1).
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