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癒しの環境
医療現場のアート—その基本を考える
著者: 杉村荘吉1
所属機関: 1パブリックアート研究所
ページ範囲:P.720 - P.720
文献購入ページに移動日本を含む各国が行ってきたパブリックアート事業の目的は,①一般市民の身近なところで芸術鑑賞の機会を与える,②地域の文化芸術の振興を図る,③街角景観の向上を図るなどに集約されます.一方「アート」は,もともと「私的」な技術に属する特性を持つことに加えて,この100年来アートの活動が,「個人の自由」意識と強く結びついて,私的意図で制作したアートを私的趣向で鑑賞するという構図で行われてきた結果,一般社会から遊離した別世界の活動となってしまったといえそうです.
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