文献詳細
文献概要
病院管理フォーラム 総合相談室—退院計画の課題・1
ソーシャルハイリスクスクリーニング導入の背景
著者: 原田とも子1
所属機関: 1NTT東日本関東病院総合相談室
ページ範囲:P.66 - P.67
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当院は第2次救急指定の急性期医療機関である.1991年より診療支援部に総合相談室が設置され,それまでリハビリテーション科や精神科に所属していたソーシャルワーカーと新たに保健婦,看護婦が配置され,患者,家族の様々な療養上の相談を受け援助してきた.年々,適正医療と早期社会復帰を目的とした治療計画が進められる中,特に退院後の療養に関する相談が増加し,1999年度のソーシャルワーク統計では,相談の約50%が退院後の療養に関するものであった.
入院患者の中には,単身,高齢世帯の増加など生活構造の変化や不況による経済問題などの生活背景の問題を抱えた患者が存在する.このような患者,家族は疾病の罹患による不安だけ抱えているのではなく,生活背景により退院後の対処方法を見いだせずに,不安や混乱に苛まれるケースが少なくない.
当院は第2次救急指定の急性期医療機関である.1991年より診療支援部に総合相談室が設置され,それまでリハビリテーション科や精神科に所属していたソーシャルワーカーと新たに保健婦,看護婦が配置され,患者,家族の様々な療養上の相談を受け援助してきた.年々,適正医療と早期社会復帰を目的とした治療計画が進められる中,特に退院後の療養に関する相談が増加し,1999年度のソーシャルワーク統計では,相談の約50%が退院後の療養に関するものであった.
入院患者の中には,単身,高齢世帯の増加など生活構造の変化や不況による経済問題などの生活背景の問題を抱えた患者が存在する.このような患者,家族は疾病の罹患による不安だけ抱えているのではなく,生活背景により退院後の対処方法を見いだせずに,不安や混乱に苛まれるケースが少なくない.
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