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特集 医療連携と病院
市中病院の医療連携―急性期型高機能病院による医療連携のメリット/安心できる連携体制の構築/開業医との情報共有の新しい形を模索する/小規模公立病院における医療連携の展開/「地域医療連携推進モデル事業」に基づく病診連携システム/開放型病院を中心とした医療連携の実際
著者: 安藤恒三郎1 佐久間秀夫2 久下薫2 大桃たか子2 佐藤扶美子2 太田保世2 安東良博3 森俊介4 上田峻弘5 中西昌美5 宮崎久義6
所属機関: 1名古屋第二赤十字病院 2太田綜合病院附属太田西ノ内病院 3鳥取県済生会境港総合病院 4国民健康保険琴海町立病院 5市立札幌病院 6国立熊本病院
ページ範囲:P.874 - P.881
文献購入ページに移動当院は名古屋市東部の丘陵地に立地し,国の救命救急センターに指定されている急性期型・高度医療型の地域中核病院である.本年6月には,災害に強いエネルギーセンター,物流センター,1次から3次まで対応可能な救急外来,手術室,ICU(集中治療部)・熱傷センター・HCU(救急治療センター)・CCU(循環器疾患集中治療部)・SCU(脳卒中集中治療部)など,合わせて100床の病棟部門を備えた新救命救急センター棟が完成した.
その他の特殊部門として,NICU(新生児集中治療部),腎臓病総合医療センター,地域医療研修センター,国際医療救援部などを併設,県の地域災害医療センター,地域周産期母子医療センターなどに指定されている.病床数は結核病床の30床を含めて835床,平成12年度の病床利用率95.4%,一般外来患者数2,134名/日,救急外来受診患者数36,047名/年,救急車受入台数4,599台/年,初診患者紹介率33.8%,平均在院日数17.0日と名実ともに急性期型病院である.常勤医師は研修医を含めて196名,看護婦は642名,その他職員を合わせた常勤職員総数が1,254名の大所帯である.
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