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琉球弧から・10
IT(情報技術)とQOM(医療の質)〈その2〉
著者: 天願勇
所属機関:
ページ範囲:P.919 - P.919
文献購入ページに移動□自宅の病床化
ある医師が在宅診療を主とした家庭医として開業する.1日10名の患者を往診し,2週間ごとの定期診療を依頼され,内服薬処方と栄養指導,リハビリテーションをすれば,1か月間に延べ100名の患者を診察できる.そのような患者が各地で増えれば,一般病床の需要は大幅に減る.例えば,千名の開業医が1か月におのおの100名の在宅診療をすれば,10万床削減できる計算になる.
先進7か国の中で,際立って長いといわれる在院日数を短縮し,社会的入院を解消する最後の切り札は,かかりつけ医による在宅診療,すなわち「自宅の病床化」ではないだろうか.
ある医師が在宅診療を主とした家庭医として開業する.1日10名の患者を往診し,2週間ごとの定期診療を依頼され,内服薬処方と栄養指導,リハビリテーションをすれば,1か月間に延べ100名の患者を診察できる.そのような患者が各地で増えれば,一般病床の需要は大幅に減る.例えば,千名の開業医が1か月におのおの100名の在宅診療をすれば,10万床削減できる計算になる.
先進7か国の中で,際立って長いといわれる在院日数を短縮し,社会的入院を解消する最後の切り札は,かかりつけ医による在宅診療,すなわち「自宅の病床化」ではないだろうか.
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