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特集 病院と資金調達
変革期における病院の資金調達
著者: 石井孝宜1
所属機関: 1石井公認会計士事務所
ページ範囲:P.198 - P.203
文献購入ページに移動 本稿の執筆依頼をいただいた際,20年近い期間,民間の病院,特に医療法人病院の経営に財務・会計の専門家として直接的にかかわってきた公認会計士として,頭の中に相反する二つのイメージが浮かんだことをはっきりと記憶している.
一つは,「金融機関の貸渋りなどもあり,運転資金を確保することさえ難しい医療機関,特に医療法人病院が多い」といわれるが,どの程度の割合をもって「多い」と考えるのであろうかという点であり,また「医療費の高成長が期待できない現在の状況下では,民間医療機関の資金調達は今後ますます困難となることが予想される」ともいわれているが,「ほんとうに」多くの民間医療機関が資金調達不能に陥るのであろうかという疑問である.
一つは,「金融機関の貸渋りなどもあり,運転資金を確保することさえ難しい医療機関,特に医療法人病院が多い」といわれるが,どの程度の割合をもって「多い」と考えるのであろうかという点であり,また「医療費の高成長が期待できない現在の状況下では,民間医療機関の資金調達は今後ますます困難となることが予想される」ともいわれているが,「ほんとうに」多くの民間医療機関が資金調達不能に陥るのであろうかという疑問である.
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