文献詳細
文献概要
ボランティア:住民に支えられて—諏訪中央病院・3
季節感をはこぶ風—緩和ケア病棟ボランティアの活動
著者: 田辺庚1
所属機関: 1諏訪中央病院
ページ範囲:P.248 - P.248
文献購入ページに移動 1998年7月,当院に6床の緩和ケア病棟(以下PCU)が誕生しました.発足当時から,外来・入院・在宅のどこでも同じ緩和ケアチームメンバーがかかわるシステムを特徴とし,PCUが死に場所ではなく,どのようなケアを受けたいかの選択肢の一つとして,普段着のまま,自由に住民が利用できるようになることを願っていました.
この背景には,1989年から当院において活動をしている「生と死を考える会」があります.同会では,職種を超えた勉強会を続けており,院外のメンバーの参加もありました.さらに,増改築計画の中でPCU開設が決定されたのと同時期に,茅野市の住民参加による福祉のまちづくりのプロジェクトに,当院のPCU開設の後押しをするターミナルケア部会が設置されました.このような形でターミナルケアが取上げられ,幅広い分野の視点から検討されたことは,その後の病棟運営にも力強い支えとなりました.
この背景には,1989年から当院において活動をしている「生と死を考える会」があります.同会では,職種を超えた勉強会を続けており,院外のメンバーの参加もありました.さらに,増改築計画の中でPCU開設が決定されたのと同時期に,茅野市の住民参加による福祉のまちづくりのプロジェクトに,当院のPCU開設の後押しをするターミナルケア部会が設置されました.このような形でターミナルケアが取上げられ,幅広い分野の視点から検討されたことは,その後の病棟運営にも力強い支えとなりました.
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