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文献詳細

雑誌文献

病院60巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 病院サービスの新しいメニュー

緩和ケアの新しいモデルを目指して—地域社会とともに運営する緩和ケア施設

著者: 加藤恒夫1

所属機関: 1医療法人社団かとう内科並木通り病院

ページ範囲:P.424 - P.426

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かとう内科並木通り病院の沿革
 筆者たちは現在でこそ「病院」という名前を使っていますが,これは「緩和ケア施設を開設するためには病院でなければならない」という,医療法上の規定によりそうせざるを得なかったまでのことです.昭和54年,「医療をできる限り人々の生活に近いところで提供する」ことを目標に,15床のベッドを有する「かとう内科診療所」として出発した筆者たちは,その後昭和62年に訪問看護を開始しました.この時点では,まだそれは診療報酬としては認められておらず,「家庭で生活する患者さまとご家族を総合的に診(看)る」という筆者たちの診療理念に基づいて,いわばボランティアとして開始したものでした.
 その後平成2年,岡山県では初めての訪問看護ステーション「まいんど」を,次いで平成4年には在宅介護支援センターおよび高齢者デイケァを開設し,在宅ケアの体制を整備していきました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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