文献詳細
レポート
21世紀の新生児集中治療室の設計を考える—鹿児島市立病院新生児センター
著者: 茨聡1 武弘道2
所属機関: 1鹿児島市立病院新生児センター科 2鹿児島市立病院
ページ範囲:P.520 - P.524
文献概要
今回の増床は,近年増加してきている未熟児の出生に対応するため,鹿児島県,鹿児島市,医師会などの関係者が協議の上決定した.平成12年2月に改修工事に着手し,同年10月1日から稼働している.センターを全面的に改修し,床面積を900m2から1,200m2へ広げ,NICUを20床増床した.このことにより,受け入れ可能入院数は,年間約700名から約900名となり,大幅に増えたことになる.ベッド数は80床(NICU 32床,NICU以外48床)となり,全国の公的病院の新生児病棟では,日本一の規模である(表1,図1).
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