文献詳細
文献概要
病院管理フォーラム 事務長の病院マネジメントの課題—急性期病院の立場から・9
医事業務から派生する専門職の役割と機能
著者: 小松茂樹1
所属機関: 1特定医療法人財団大和会東大和病院事務
ページ範囲:P.984 - P.985
文献購入ページに移動 病院にマネジメント機能が十分に働いているところはどのくらいあるのだろうか? 民間病院の200床ぐらいまでの病院では,院長のリーダシップにより病院の経営,運営がなされているところが多いようだ.例えば,実態に即した病院の組織機能図や業務分掌図まで作成しているところは意外と少ないのが現状ではあるまいか.これは病院の組織化が遅れている証拠だと思う.
幸いというべきか,当院でも平成11年に病院機能評価を受審した際に,組織の検討と規定類の見直し整備を行ったのが実態である.その意味でも第三者の評価を受けることは,病院機能評価にしてもISO (国際標準機構)の受審においても,病院の実態を把握し,組織化,業務の標準化,文書化を図る上で大きな手段となる.受審の過程におけるリーダシップとその目標に向かって努力する職員のエネルギーを結集するマネジメントの技術は,以後の組織運営に大きな力となる.
幸いというべきか,当院でも平成11年に病院機能評価を受審した際に,組織の検討と規定類の見直し整備を行ったのが実態である.その意味でも第三者の評価を受けることは,病院機能評価にしてもISO (国際標準機構)の受審においても,病院の実態を把握し,組織化,業務の標準化,文書化を図る上で大きな手段となる.受審の過程におけるリーダシップとその目標に向かって努力する職員のエネルギーを結集するマネジメントの技術は,以後の組織運営に大きな力となる.
掲載誌情報