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文献詳細

雑誌文献

病院61巻2号

2002年02月発行

病院管理フォーラム 看護管理=病院のDON・14

看護単位

著者: 小山秀夫1

所属機関: 1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部

ページ範囲:P.152 - P.153

文献概要

⦿看護単位の考え方
 看護界で,看護単位という用語は広く使われている.「看護単位」が米語のnursing unitの訳語であることは,間違いない.これに対して「病棟」という言葉も,日常的に使用されている.こちらは英語のwardの訳語で,本来は建築構造物の物理的な一区画を示す用語である.では,看護単位と病棟の相違は何であろう.「ナイチンゲール病棟」といえば,ナイチンゲールが設計した病棟であり,看護単位であるともいえる.小児科病棟とか,産科病棟とかいう場合も同様であろう.しかし,外科病棟の中に複数の看護単位が存在する病院もあり,どうも両者は別の意味であることがわかる.看護単位とは,いったい何なのかということについては,これまで各種の定義があり,調べてみると歴史的な変遷や考え方の差があり,このことだけで論文になるほどの資料が散在している.
 日本看護協会の『看護婦業務指針1995』では,看護単位を病院における看護の機能としてとらえ,患者数,看護要員数を決定する要因を含めて次のように4項目の規定をしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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