文献詳細
文献概要
特集 緩和ケアの検証と今後の課題
緩和ケア—現場からのレポート—ふじ内科クリニック—共通理念のネットワークを求めて
著者: 内藤いづみ1
所属機関: 1ふじ内科クリニック
ページ範囲:P.217 - P.219
文献購入ページに移動 本稿を書き始めるに当たり,昨年1年間の筆者の講演の準備メモに目を通してみた.診療の合い間をぬって,30回以上どんな人数に対しても同じテーマで話を進めてきたことがわかった.また,講演の半分以上は,全国の各種市民団体に招かれてのことだった.
山梨の地で医者として働き始めて10年.飽きもせず頑固に同じことを語り続けてきたわけである.このテーマは医者になろうと決めた中学時代に始まり,医学生の間も,その後イギリスでホスピス・ムーブメントに触れて,いのちの支え方に深く納得したときも変わらなく胸中にあった.「人はなぜ生まれ,そして死なねばならないのか.いのちとは何か?」
山梨の地で医者として働き始めて10年.飽きもせず頑固に同じことを語り続けてきたわけである.このテーマは医者になろうと決めた中学時代に始まり,医学生の間も,その後イギリスでホスピス・ムーブメントに触れて,いのちの支え方に深く納得したときも変わらなく胸中にあった.「人はなぜ生まれ,そして死なねばならないのか.いのちとは何か?」
掲載誌情報