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台東区の地域医療の充実に民間病院の活力を導入—財団法人ライフ・エクステンション研究所附属永寿総合病院
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ページ範囲:P.345 - P.350
文献購入ページに移動 永寿総合病院は昭和31年,財団法人ライフ・エクステンション研究所の附属病院として開設されて以来,「患者の活動年齢を永らしめ,幸福な長寿を提供する」という理念に基づき,台東区の中核的な病院として地域住民に医療を提供してきた.同院は施設の老朽化などに伴い移転新築事業を推進してきたが,このほど400床へと大幅に増床した新病院が平成14年2月に開院した.
台東区は高齢化率が約23%と,東京都内で最も高齢化が進んだ地域である.その一方で人口10万人当たりの病院病床数は約669床と,23区の平均である約914床を大きく下回っている.また,区内の総合病院は同院と日本私立学校振興・共済事業団の下谷病院(201床)の二つのみであるなど,医療施設の整備が遅れていた.しかし,六つの大学附属病院をはじめ多数の大規模・高機能病院を擁し,病床過剰地域でもある区中央部保健医療圏に属しているため,増床や病院の新設は困難な状況にあった.
台東区は高齢化率が約23%と,東京都内で最も高齢化が進んだ地域である.その一方で人口10万人当たりの病院病床数は約669床と,23区の平均である約914床を大きく下回っている.また,区内の総合病院は同院と日本私立学校振興・共済事業団の下谷病院(201床)の二つのみであるなど,医療施設の整備が遅れていた.しかし,六つの大学附属病院をはじめ多数の大規模・高機能病院を擁し,病床過剰地域でもある区中央部保健医療圏に属しているため,増床や病院の新設は困難な状況にあった.
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