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IT革命は病院医療をどう変えるか・13
ITを活用した大阪府医療機関情報システムの運用
著者: 笹井康典1
所属機関: 1大阪府健康福祉部・福祉指導室医療対策課
ページ範囲:P.418 - P.420
文献購入ページに移動 厚生労働省の医療制度改革試案では,今後のわが国の医療の目指すべき姿として,患者の選択の尊重と情報提供が提示されている.その具体的なイメージとして,患者が医療に関する客観的情報を活用して医療機関を選択することにより,医療の質や患者サービスの向上に結びつくこと,そのために,患者に対して医療機関の専門性,診療実績や機能について適切に情報提供が行われる必要性が示されている.また,日本医師会の提言においても,正確で客観的な情報の開示が,医療の質の選択を可能にし,医療の質の向上に結びつくとされている.
このように,より積極的な医療の情報開示,医療の質の管理,医療の機能分担と連携の推進は,わが国の医療の重要な課題であるとともに,患者サイドに立てば,自分自身が主体性を持って医療機関を選択できるための情報開示が期待されるところである.また,医療機関サイドにおいても病病連携や病診連携の推進により,提供される医療の質の向上を図ることが期待できる.
このように,より積極的な医療の情報開示,医療の質の管理,医療の機能分担と連携の推進は,わが国の医療の重要な課題であるとともに,患者サイドに立てば,自分自身が主体性を持って医療機関を選択できるための情報開示が期待されるところである.また,医療機関サイドにおいても病病連携や病診連携の推進により,提供される医療の質の向上を図ることが期待できる.
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