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文献詳細

雑誌文献

病院62巻11号

2003年11月発行

文献概要

連載 病院管理フォーラム 看護管理=病院のDON・35

看護業務の電子化

著者: 小山秀夫1

所属機関: 1国立保健医療科学院経営科学部

ページ範囲:P.946 - P.947

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院内情報の電子化

 病院の院内情報の電子化が,急速に進んでいる.手書きの文書が配布されることもなくなり,文書の電子化は確実に進んでいる.ただし,電子化された文書が,院内情報として共有化され,円滑にシステム化されているかどうかということになると,どこの病院でも万全とはいえないのが現状である.それでも,すべての院内情報を電子化し,原則ペーパーレスを達成した病院もある.

 小型携帯端末やベッドサイドに設置した端末があり,その場で体温,血圧などの情報を入力することができれば,看護師は,ベッドサイドで入力した情報をすぐに中央(ステーション)で知ることができるし,医師は,その場でこれまでの経過を含めたリアルタイムの情報を知ることができる.手書き情報を減少させるメリットは,書いたメモを置き忘れたり,手にメモしたりする必要がなくなるとか,赤・青鉛筆(ペン)などで色分けした温度板の記入が不要となるといったことから,転記作業がなくなり,グラフ化するのも容易になることである.管理業務に不可欠な各種の日計,週計,月計,年計表などは,あらかじめシステム化しておけば,いつでも最新のデータをみることが可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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