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連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第109回
東京都江東高齢者医療センター―設計:東京都財務局営繕部建築一課 (株)磯崎新アトリエ
著者: 早川紀明12
所属機関: 1前・磯崎新アトリエ 2東京大学大学院工学系研究科建築学専攻
ページ範囲:P.960 - P.967
文献購入ページに移動1994年に,東京都により,「痴呆性高齢者等の様々な医療・福祉ニーズに相談・診療から看護・介護に至るまでの一貫した総合的なサービスで応えていくモデル・先駆的施設」として東京都江東高齢者医療センターの基本構想が策定された.
東京都の福祉改革に従って,2000年12月に,病院の運営を民間法人により行い,公募方式により事業者を選定することになった.この運営形態の変更について,公募紙面では「都立病院改革の先駆けとし,また全国の公立病院の経営改革にもインパクトを与える病院改革のモデルとする」と説明されている.
この公募の結果,2001年4月に学校法人順天堂が運営事業者として選定された.学校法人順天堂は,2002年6月の病院開設から2年間は都からの委託方式により病院を運営し,その後は自主事業方式に移行していくことになっている.
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