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文献概要
連載 病院管理フォーラム 看護管理=病院のDON・27
組織フレームワークの再検討
著者: 小山秀夫1
所属機関: 1国立保健医療科学院経営科学部
ページ範囲:P.242 - P.243
文献購入ページに移動組織上の問題
病院の組織が,業務を遂行するために円滑に機能していることは重要である.その前提は「組織は戦略に従う」である.院内の問題の多くは,表面上,連絡ミスがあったり,連携が不十分な場合に発生する.単なる連絡ミスなのか,それとも組織上の問題であるか,ケースごとに確認することが必要であろう.
例えば,医師が薬剤師に服薬指導を依頼したとする.薬剤師は,医師の指示書をもとに,病棟で独自に患者の情報収集を行う.服薬指導を計画・実施する過程では,対象となる患者本人はもちろん,必要に応じて患者の家族の都合も調整する必要があり,また,検査などのスケジュール調整のためには看護師との調整も必要となる.そして,服薬指導の予定が決定されるが,当日薬剤師の都合により服薬指導は中止となってしまったとする.
病院の組織が,業務を遂行するために円滑に機能していることは重要である.その前提は「組織は戦略に従う」である.院内の問題の多くは,表面上,連絡ミスがあったり,連携が不十分な場合に発生する.単なる連絡ミスなのか,それとも組織上の問題であるか,ケースごとに確認することが必要であろう.
例えば,医師が薬剤師に服薬指導を依頼したとする.薬剤師は,医師の指示書をもとに,病棟で独自に患者の情報収集を行う.服薬指導を計画・実施する過程では,対象となる患者本人はもちろん,必要に応じて患者の家族の都合も調整する必要があり,また,検査などのスケジュール調整のためには看護師との調整も必要となる.そして,服薬指導の予定が決定されるが,当日薬剤師の都合により服薬指導は中止となってしまったとする.
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